わたしに踏まれた星とわたしが踏まれた星

ホロスコープ1年生。名前は「蜷(にな)」です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

布の告白

最近、"表面的"ということが気になっている。以前から、「本心をみぬく」「本音をあばく」みたいな言葉に懐疑的だった。彼・彼女らが表している、あるいは表したい表情を読み取らずに、相手がなにか重大なものを隠しているに違いないと決めつけ、白日のもと…

やぎだんご、そしてまじめに遊ぶこと

やぎだんご、という言葉を知った。とてもかわいい。わたしは山羊座に土星・天王星・海王星が集合している、やぎだんご世代。やぎだんごの真ん中にMCがあり、ついでに、ちょっと離れて水星も山羊座サインに入っている。わたしの山羊座サインは9〜10ハウスにか…

コミュニケーション・ブレイクダンス

他人と話すのが苦手なので、頭の中でよくしゃべっている。 友人は多くはないが、恵まれているほうだと思う。飲んだり、ライブに行ったり、旅行をしたり。できる限り相手の意図に添いたいと感じる(いつもうまく行くわけではないけれども)。相手の不機嫌や退…

冥王星よ聞こえるか?

昨日はライブだった。GWにフェスには行ったけど、単発のライブは久しぶり。この時勢なので押し合いへし合い、はないけれども、天井いっぱいまで観客の熱意が充満しているような、すばらしい公演だった。あるヒップホップユニットのステージを初めて観たんだ…

卑屈さという戦略

自尊心やくざみたいな性質がある。「自尊心やくざ」とはつまり、手持ちの自尊心が少なく、他人からゆすりたかりの手口でそれを脅し取ろうとする輩のことである。それがわたしだ。ひとたび自信が折られるとだいぶ面倒くさいことになるのを自覚しているため、…

わたしを機械にする言葉に反応するな

わたしが自動的に反応してしまう言葉は、わたしを機械にしようとする言葉だ。わたしはふらちな想起をやめる。「留保」し「棚上げ」にする。答えの出ない問題の前に立ち尽くす勇気を持つ。鍋が煮えるのを待つ。 わたしは喪に服さない。 わたしは批判すること…

水瓶を運ぶ人

水瓶、というからには、なにかが入っていなくてはいけない。「甕」ではなく「瓶」なので、貯蔵用・煮炊き用というよりは、持ち運び用の器なのだろう。形状からして、ひとりで抱えられるほどの重さのものしか入れられない。わたしが遠くへゆくためか、家で待…

数字にまつわるエトセトラ

わたしの好きな数字は「2」だ。2月生まれなので、「2」には勝手に親しみを感じている。また、「2」は書いても楽しい。平仮名の「ゆ」と同じく、きゅっと曲がるところと、丸く円を描くところ、リズミカルな緩急があって素敵だ。ところで、わたしの数秘術上の…

ふれてみたい

ふれ合うことが苦手で、でも好きだ。「人来るよ」とかで(親切で)背中を押したり、腕を引き寄せたりする場面でも、反射的にゾワッとなって払い退けたくなってしまう。でも冬の日に「手が冷たいねー」なんて話しながらお互いの手を握る、みたいなのは平気。…

Netflixの占いドラマをおすすめします

Netflixで伊ドラマ『傷ついた心に贈る占星術ガイド』を見たよ!おもしろかったよ!!という話。 「占い関係のドラマないかな〜」と探していたらヒットしたのがこちら。2シーズンさっくりのドラマなので見やすくてよい。占星術については、太陽星座+アセンダ…

四角関係

わたしの親しい友人は、蠍座と牡牛座だ。これまでなんにも考えていなかったんだけど、ホロスコープを読み始めると「ふたりともスクエアじゃん!」と。占いではよく風のサインと相性がいい、と言われるけど、意外と同じサインの友人っていないんだよね。天秤…

フランケンシュタインの時代

リズ・グリーンは『占星学』において、エレメントの説明の章を、風→水→地→火という順番で語っていく。ちょっと面食らうのではなかろうか。占い本やインターネット記事においても、火→地→風→水とか、火→地→水→風とか、筆頭に火のサインが来る場合が多い。もち…

砂の惑星

ホロスコープでは、よく矛盾した表現があらわれる。冥王星が月にハードアスペクトを取るとき、月の日常的な生命力・気力の蓄積に、穴を空けてしまう可能性があるという。また、火星が月にハードアスペクトを形作ると、火星が活力や気力を保存する心の器を突…

所有するために生まれてきたの

(追記)一度投稿したものの、わたしの火星=2室にあるという誤解を前提として、妄想を繰り広げております。本当は、以前の記事にもあるように、1室です。ああ、恥ずかしい。でも書いていることは嘘ではないので、「よく読み返してから投稿しろよ」という自…

目覚める前に 眠り入れ

睡眠時間は短いほうだ。というか、早起きが習い性だ。ASC牡羊座のなせるわざなのか、平日では5時、休日では4時半に起き出してごそごそと支度をし、外へと出ていく。裁量労働制なので何時から出勤してもよい(たぶん6時半くらいには開いているのだろう。確か…

天王星くんとの距離感

天王星くん、水瓶座の支配星。なんだけど、わたしはまだ土星さんのほうに親しみを覚える。天王星くんは自由と革命の星。発明や独創性を司り、個性的で独立心の強い気質を生む。もう文句のつけようもなくかっこいいんだけどさあ、なんていうの?人間味?それ…

キロンちゃん、あるいはケイロン師

蟹座、3ハウス、キロンちゃん。 ここの解釈がとても難しくて、対面診断とかワークショップとかに参加して他人の意見を聞いてみたいな〜と感じるところ。このメモでも最終的な結論は出ない。土星のオポジションによる抑制が効いているのはもちろん、海王星の…

Get Wild and Tough

天体、小惑星、点星点……とにかく総当たり戦で、タイトなアスペクトをピックアップしてみた。アスペクトはメジャー(0°、60°、90°、120°、180°)のみ。結果は以下の通り。いずれもASTRO DIENSTの計算上は誤差0°となっている。 ①火星(1ハウス・牡牛座)ー土星…

川は歌う

「狭くない?」と言いたくなるくらい、天体の居所が偏っているので、必然的にコンジャンクションが多くなる。太陽ー月(4度)、水星ー金星(7度)、海王星ーMCー土星ー天王星(7度)。「小惑星まで入れたらどんなふうになっちゃうの…?」と思って調べてみた…

すきとかきらいとか

ホロスコープに対して「ここが好き」と言い出すと、シャドウを増幅しそうな気もするけど、わたしのホロスコープを眺めていて、お気に入りのポイントを語りたくなってしまった。 ①アセンダント牡羊座 初見で「えっ?!牡羊座?!」と思った。火の星座・直観型…

わたしの宿痾、そして宿題

わたしは3年前、今よりも30kg太っていた。仕事での(わたし自身も中心的な役割を演じた)トラブル、人間関係の行き詰まりなどが最高潮に達し、会社への怨恨感情や、「もうどうにでもなれ」という投げやりな気持ちが仕事へのやる気を失わせた。転勤間際の時期…

今夜、すべての神殿で

里中満智子さんのマンガ『ギリシア神話』をよく読んでいた。わたしが好きなのはアルテミスだった。ショートヘアで中性的、狩りの名人でありながら頭脳明晰。アポロンとの美貌の双生児っぷりにもうっとりした。だけど(だから?)オリオンとの恋愛にはがっか…

さまよえる火星くん、そして太陽

火星くんについて、触れてこなかったことがある。実は火星くん、牡牛座のサインはあんまり気に入っていないらしい。火星ー牡牛座は「放浪」をあらわす座だそうな。火星くん、わたしのホロスコープ全体にこれだけ影響を及ぼしておきながら、実力を封じられて…

おうしに願いを

わたしは、恋愛経験はほとんどないくせに、根っからのおたく気質で、常に"推し"を追っかけているタイプだ。相手はミュージシャン、コメディアンとさまざまだが、ひとつだけ共通点がある。 牡牛座であること! 熱心にライブに通ったり、雑誌やDVDを買い揃えた…

月さん、君の名は

わたしの月は、太陽(11ハウス・水瓶座)とコンジャンクション。だからホロスコープ上、太陽のアスペクトとほぼ一緒になっていて、唯一の違いは、太陽のみ木星(2ハウス・牡牛座)とスクエアを形成していることくらいだろうか。あまりに太陽と結びついている…

モテる?モテない?

太陽月金星が水瓶座の者です。人生、まったくモテた経験がありません。 星座占いでランキング形式になっているものは多いけれど、恋愛系はその中でもかなり順位にばらつきがある印象だ。 水瓶座が上位に食い込むこともある(もちろん下位に沈むこともある)…

冥王星さんは、なびかない

火星くんと両翼を形成するのが、冥王星さん(7ハウス・蠍座)だ。わたしは、その底知れないイメージを前にすると、いつもうっとりしてしまう。 "偉大な破壊、その驚くべき愛情。偉大な運命、その驚くべき愛情"とは、坂口安吾の『堕落論』の一節だけれど、ま…

火星くん、あばれる

わたしの火星くんは、なかなかにエネルギッシュだ。疲れを知らない野良犬のように暴れている。 まず、太陽・月(11ハウス・水瓶座)にスクエア。次いで、金星にスクエア(10ハウス・水瓶座)。何より忘れてはならないのは、冥王星(7ハウス・蠍座)とオポジ…

土星さん、なだめる

暗い記事から始めてしまったけれど、結論を言えば、わたしはわたしのホロスコープが結構好きだ。というか、初見では思わず笑ってしまった。 アスペクトという知識がなくても、一目で「大変なことになっているのでは」と直感してしまうような、惑星の居場所の…

このブログについて

先日、初めて自分自身のホロスコープを見た。 わたしは水瓶座だ。贔屓目かもしれないけれど、星占いの「水瓶座」ってとても良いふうに書かれることが多い。自由・平等・友愛。しがらみにとらわれない、執着の少ない風星座。宇宙人のような発想力と創造性をあ…