わたしに踏まれた星とわたしが踏まれた星

ホロスコープ1年生。名前は「蜷(にな)」です。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

フランケンシュタインの時代

リズ・グリーンは『占星学』において、エレメントの説明の章を、風→水→地→火という順番で語っていく。ちょっと面食らうのではなかろうか。占い本やインターネット記事においても、火→地→風→水とか、火→地→水→風とか、筆頭に火のサインが来る場合が多い。もち…

砂の惑星

ホロスコープでは、よく矛盾した表現があらわれる。冥王星が月にハードアスペクトを取るとき、月の日常的な生命力・気力の蓄積に、穴を空けてしまう可能性があるという。また、火星が月にハードアスペクトを形作ると、火星が活力や気力を保存する心の器を突…

所有するために生まれてきたの

(追記)一度投稿したものの、わたしの火星=2室にあるという誤解を前提として、妄想を繰り広げております。本当は、以前の記事にもあるように、1室です。ああ、恥ずかしい。でも書いていることは嘘ではないので、「よく読み返してから投稿しろよ」という自…

目覚める前に 眠り入れ

睡眠時間は短いほうだ。というか、早起きが習い性だ。ASC牡羊座のなせるわざなのか、平日では5時、休日では4時半に起き出してごそごそと支度をし、外へと出ていく。裁量労働制なので何時から出勤してもよい(たぶん6時半くらいには開いているのだろう。確か…

天王星くんとの距離感

天王星くん、水瓶座の支配星。なんだけど、わたしはまだ土星さんのほうに親しみを覚える。天王星くんは自由と革命の星。発明や独創性を司り、個性的で独立心の強い気質を生む。もう文句のつけようもなくかっこいいんだけどさあ、なんていうの?人間味?それ…

キロンちゃん、あるいはケイロン師

蟹座、3ハウス、キロンちゃん。 ここの解釈がとても難しくて、対面診断とかワークショップとかに参加して他人の意見を聞いてみたいな〜と感じるところ。このメモでも最終的な結論は出ない。土星のオポジションによる抑制が効いているのはもちろん、海王星の…

Get Wild and Tough

天体、小惑星、点星点……とにかく総当たり戦で、タイトなアスペクトをピックアップしてみた。アスペクトはメジャー(0°、60°、90°、120°、180°)のみ。結果は以下の通り。いずれもASTRO DIENSTの計算上は誤差0°となっている。 ①火星(1ハウス・牡牛座)ー土星…

川は歌う

「狭くない?」と言いたくなるくらい、天体の居所が偏っているので、必然的にコンジャンクションが多くなる。太陽ー月(4度)、水星ー金星(7度)、海王星ーMCー土星ー天王星(7度)。「小惑星まで入れたらどんなふうになっちゃうの…?」と思って調べてみた…

すきとかきらいとか

ホロスコープに対して「ここが好き」と言い出すと、シャドウを増幅しそうな気もするけど、わたしのホロスコープを眺めていて、お気に入りのポイントを語りたくなってしまった。 ①アセンダント牡羊座 初見で「えっ?!牡羊座?!」と思った。火の星座・直観型…

わたしの宿痾、そして宿題

わたしは3年前、今よりも30kg太っていた。仕事での(わたし自身も中心的な役割を演じた)トラブル、人間関係の行き詰まりなどが最高潮に達し、会社への怨恨感情や、「もうどうにでもなれ」という投げやりな気持ちが仕事へのやる気を失わせた。転勤間際の時期…

今夜、すべての神殿で

里中満智子さんのマンガ『ギリシア神話』をよく読んでいた。わたしが好きなのはアルテミスだった。ショートヘアで中性的、狩りの名人でありながら頭脳明晰。アポロンとの美貌の双生児っぷりにもうっとりした。だけど(だから?)オリオンとの恋愛にはがっか…

さまよえる火星くん、そして太陽

火星くんについて、触れてこなかったことがある。実は火星くん、牡牛座のサインはあんまり気に入っていないらしい。火星ー牡牛座は「放浪」をあらわす座だそうな。火星くん、わたしのホロスコープ全体にこれだけ影響を及ぼしておきながら、実力を封じられて…

おうしに願いを

わたしは、恋愛経験はほとんどないくせに、根っからのおたく気質で、常に"推し"を追っかけているタイプだ。相手はミュージシャン、コメディアンとさまざまだが、ひとつだけ共通点がある。 牡牛座であること! 熱心にライブに通ったり、雑誌やDVDを買い揃えた…

月さん、君の名は

わたしの月は、太陽(11ハウス・水瓶座)とコンジャンクション。だからホロスコープ上、太陽のアスペクトとほぼ一緒になっていて、唯一の違いは、太陽のみ木星(2ハウス・牡牛座)とスクエアを形成していることくらいだろうか。あまりに太陽と結びついている…

モテる?モテない?

太陽月金星が水瓶座の者です。人生、まったくモテた経験がありません。 星座占いでランキング形式になっているものは多いけれど、恋愛系はその中でもかなり順位にばらつきがある印象だ。 水瓶座が上位に食い込むこともある(もちろん下位に沈むこともある)…

冥王星さんは、なびかない

火星くんと両翼を形成するのが、冥王星さん(7ハウス・蠍座)だ。わたしは、その底知れないイメージを前にすると、いつもうっとりしてしまう。 "偉大な破壊、その驚くべき愛情。偉大な運命、その驚くべき愛情"とは、坂口安吾の『堕落論』の一節だけれど、ま…

火星くん、あばれる

わたしの火星くんは、なかなかにエネルギッシュだ。疲れを知らない野良犬のように暴れている。 まず、太陽・月(11ハウス・水瓶座)にスクエア。次いで、金星にスクエア(10ハウス・水瓶座)。何より忘れてはならないのは、冥王星(7ハウス・蠍座)とオポジ…

土星さん、なだめる

暗い記事から始めてしまったけれど、結論を言えば、わたしはわたしのホロスコープが結構好きだ。というか、初見では思わず笑ってしまった。 アスペクトという知識がなくても、一目で「大変なことになっているのでは」と直感してしまうような、惑星の居場所の…

このブログについて

先日、初めて自分自身のホロスコープを見た。 わたしは水瓶座だ。贔屓目かもしれないけれど、星占いの「水瓶座」ってとても良いふうに書かれることが多い。自由・平等・友愛。しがらみにとらわれない、執着の少ない風星座。宇宙人のような発想力と創造性をあ…