わたしに踏まれた星とわたしが踏まれた星

ホロスコープ1年生。名前は「蜷(にな)」です。

Get Wild and Tough

天体、小惑星、点星点……とにかく総当たり戦で、タイトなアスペクトをピックアップしてみた。アスペクトはメジャー(0°、60°、90°、120°、180°)のみ。結果は以下の通り。いずれもASTRO DIENSTの計算上は誤差0°となっている。

①火星(1ハウス・牡牛座)ー土星(9ハウス・山羊座)、トライン

ここがトラインだと、かなり土星さんによる自制心の手綱が効いていそう。コントロール下で用いられる火、ガスコンロみたいな。大学で「わたし、ひとつの研究に没頭するの向いていないな」と気付かされたのがコンプレックスだったんだけど、当時もあれこれ講義を取って調べ物するのは苦じゃなかったし、未だに図書館とか古書店とかは好きなんだよね。

気が散りやすい、注意力散漫、というのはASC牡羊座の影響もあるんだろうか。火星が支配するサインでもあるから、火星ー土星トラインで傾向が強まるのかも。

あとは単純に、1ハウス・火星の特徴を効果的に発揮させているのかな。例えば、タフさとか。先日記事に書いたように、仕事上のトラブルがあった時期、生活面はだいぶ荒れていたけれど、結局のところ肉体的にも精神的にも持ち堪えられてしまった(会社は一日も休まなかったし、健康診断でも問題がなかった)。ここ15年、虫歯と外傷以外で病院に通っていない。謎のタフネスの原因はこれか。

②月(11ハウス・水瓶座)ーベスタ(8ハウス・射手座)、セクスタイル

聖なる火の女神、ヘスティア。かまどの守護神でもあり、職務への奉仕心や処女性をあらわす。理想主義を掲げる射手座女子(ベスタ)と水瓶座女子(月)で気が合いそうなイメージはあるけど、もはや全寮制女子校なのよ。奉仕の対象が神様なのよ。

③太陽(11ハウス・水瓶座)ーASC(牡羊座)、セクスタイル

「目的意識がはっきりしている」なんて大それたことは思わないし、常に意志も意図もぶれぶれだけど、「結局わたしの好きになるものは共通しているな」という漠然とした感覚はあるな。それが所与のもの、と考えると、太陽とASCとの協調関係があることに納得できるかもしれない。こうして見ていくと、ASC牡羊座の存在感は意外と大きいんだろうか。火の星座がいないと考えてきたけれど、牡羊座、そして1ハウス・火星が要所要所で効いている人生。

エリス(牡羊座・1ハウス)もASC牡羊座と1°でタイトなコンジャンクション。まあ、この世に生きている皆さんがエリスを牡羊座サインに持っているようだけど、わたしはASC牡羊座なのでちょっと意味を足すことを許してほしい。火星(アレス)の妹、エリス。表面的には見えないだけで、わたしのホロスコープ、だいぶ火のエネルギー充填されているのでは?

④火星(1ハウス・牡牛座)ーMC(山羊座)、トライン

火星の活力を利用して目標を達成していく、とも、戦いを通じて目標に到達する、とも読める。トラインなので、ごく自然に"闘争"に突入するのかもしれない。だけど実は、それほど心配していない。実は、MCには、火星よりはゆるめだが冥王星(7室・蠍座)もセクスタイルアスペクトを取っているんだよね。火星くんと冥王星さんが手を組んだら最強でしょ。

MCを経て、太陽ー月の11ハウスに突入、そしてドラゴンヘッド(11室・魚座)へと向かっていく。MCはその過程のアベンジャーズみたいなものだ。一時的に敵味方で手を組む。これほどアツい展開があるだろうか(わたしはこういうのが大好きだ)。再び太陽ー月の世界に戻ってくると、そのときは孤独だ。たった一人の存在に戻ったヒーローのようだ。あくまでも自分だけの力で、自分が救うべき人びとのため戦わなくてはいけない。でも、あのとき力を貸してくれた火星くんと冥王星さんのことを忘れないし、きっとそれの前と後とではまったく違う自分になっているのだろう。

とりあえずタフネスだけが取り柄の、頼りない主人公だけれども。